1048人が本棚に入れています
本棚に追加
横「守ってもらわなくても俺は一人で平気や」
そうだよな。
お前を守りたいなんて俺のただの自己満足にすぎない。
雛「ごめん、守なんてカッコつけだな!そうじゃないよな…
そうやヨコ!俺を利用しろや!」
横「利用って?何にや?」
雛「何でも!何でもやりたい。お前の役に立てることがあれば何でもええから」
どんな形でもいい。近くにいられるなら、お前が俺を必要としてくれるなら…
たとえ騙されようとも構わない。
頼む!俺を利用してくれ…
横「出来るわけないやろ、そんな事。それにずっと俺は独りでやってきた。今更…」
雛「お願いや!そうでもしないと俺の苦しみは消えない」
横「苦しみって?」
雛「自分の一番大切な人を傷つけたこの苦しみが消えないんや…」
横「大切な人…」
最初のコメントを投稿しよう!