~望~

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横「いてええのか…?」 少し顔を上げてヨコは言った。 雛「えっ?」 横「俺みたいな人間がお前といてもええのか?」 雛「当たり前やろ!」 俺みたいな人間てなんや!!ヨコじゃなきゃアカンのや… 横「俺はお前を好きにはなれんよ。信じることもできへん。そんなんでも…お前を救えるか?」 そんな事ええんや!好きになってくれなくても、信じてもらえなくても… 俺はお前の傍に居られるだけでええんや。 それに俺は今のヨコのその言葉だけで… “お前を救えるか?” その言葉に充分なほどの幸せをもらった。 雛「ヨコが俺を少しでも受け入れてくれるだけでもう、充分や」 うれしくて…思わずヨコの頬に触れる。 そして、ヨコは小さく言った。  横「そしたらまた、昔のヒナに戻るよな…」
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