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-ねぇ、なるちゃん、僕ね?なるちゃんが好きなんだ。
-じゃあ大きくなったら…
「なんだこの夢…四年くらい前…だよな」
僕は吉田紗輝、今年から近くの秋山高校に通う普通の少年。
「あ、もう時間がねぇや、飯適当に食っていこ」
ちなみに一人暮らしなんだ、それなりに裕福な家庭に産まれたから、部屋の家賃と生活費が毎月送られてくる、感謝感謝だよ。
さて、いきますか。
「おーい!紗輝ぃ!」
「おお、今日は早いね」
こいつは神山冬馬、一応中学からの付き合い
「目覚ましに気が付いてよ、ラッキーだったよ、それで?言ってた女の子は来たのかよ」
実は僕の昔話を話したんだ、したら毎朝茶化してくるんだ。
話ってのは四年前の事なんだけど…好きだった女の子が外国に行っちゃって、今年帰ってくるって予定なんだ。
「うるさいな、とりあえず行こう?」
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