ep1 プロローグ

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-ねぇ、なるちゃん、僕ね?なるちゃんが好きなんだ。 -じゃあ大きくなったら… 「なんだこの夢…四年くらい前…だよな」 僕は吉田紗輝、今年から近くの秋山高校に通う普通の少年。 「あ、もう時間がねぇや、飯適当に食っていこ」 ちなみに一人暮らしなんだ、それなりに裕福な家庭に産まれたから、部屋の家賃と生活費が毎月送られてくる、感謝感謝だよ。 さて、いきますか。 「おーい!紗輝ぃ!」 「おお、今日は早いね」 こいつは神山冬馬、一応中学からの付き合い 「目覚ましに気が付いてよ、ラッキーだったよ、それで?言ってた女の子は来たのかよ」 実は僕の昔話を話したんだ、したら毎朝茶化してくるんだ。 話ってのは四年前の事なんだけど…好きだった女の子が外国に行っちゃって、今年帰ってくるって予定なんだ。 「うるさいな、とりあえず行こう?」
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