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「あ、そっか! 武器が無いと戦えないよね。いや~ごめんごめん~」
「え……いや……」
そう言うと夕紀は両手を差し出し目を瞑る。
直後、彼女の両手に光の如く二丁拳銃が現れた。
「これ、弱いからあげる」
「いや、強いのが欲しいです」
何故か即答した俺。
「私武器そんなに持って無いんだよね。これで我慢しなさい!」
拳銃を強引に渡される。
てか銃刀法違反で捕まるだろこれ…………。
「その銃はね、普通の銃とは違うんだよ! 霊撃銃っていって、霊に当てると効果抜群っ!
でも人間にはちょっと痛いぐらいで済んじゃうんだって。」
なるほど。
これで霊と戦えと。
霊の夕紀に言われた。
「いい? 撃っていいのは悪霊だけ。悪霊に当てれば、羨霊っておとなしいのになって、あとは放置しときゃ成仏するから。オッケー!?」
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