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よくわかんないがまあ、今日の夜までネックレスを預かってればいいんだろう。
ネックレスを首にかけ、銃のことを思い出す
どうせ朝と昼は幽霊なんて出ないだろうし、この銃も使わずに済むかな。
そう思いながら洞窟を出ようとした矢先、
「すみませ~ん、保険の営業の者で~す」
なんか見るからに怪しい男が洞窟の奥から出てきた。
「保険の営業はこんなとこには来ません」
「…………」
自称保険営業は黙りこんだ。
いやだってこんな洞窟に人が来ること自体おかしいだろ。
「クックック……」
「は?」
営業は唐突に暗い笑みを浮かべこう言い放つ
「そう、俺は保険の営業なんかじゃない!ただの悪霊だよ!! バレちゃしょうがない! ネックレスよこせ~!!」
え!?
朝にも霊が出るのか!?
正体を露にした悪霊はすぐに襲ってきた!
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