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「クックック…………グハハハハハハ!!!」
悪霊は奇妙な笑いと共に、体からどす黒いオーラを放つ。
オーラ……?
じゃあ、これが夕紀の言ってた、覚醒ってやつか……
悪霊は俺の目の前へ一瞬で駆け寄り、俺の腹へストレート。
殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴られる
凄まじい連続パンチを喰らい、とどめの蹴りで壁にぶっ飛ばされる俺。
腹が無茶苦茶痛い。
壁にぶち当たった背中もかなり痛む。
俺は腹を抱えて倒れこんだ。
そこへゆっくり歩み寄る悪霊。
「へっへっへ……ネックレスはいたd……」
バン!!!
銃弾が霊の体を貫く。
「相手が死んでもいないのに無防備に近づく……お前馬鹿だろ……」
「グワァァァァァアアアアアアアア!!!!」
倒れこむ悪霊。
立ち上がる俺。
「とどめ……!!」
バン!!!
霊のもがきは止み、静寂と共に霊体が消えてゆく。
最後には光るボールのような浮遊物が残った。
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