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「(そうか、そりゃタイミングが狂えばこんな綺麗にかわすことなんて出来ないよな。
夕紀は相手の拳だけじゃなく、自然にタイミングも意識していたんだ。
相手のタイミングとこちらのタイミングを合わせなきゃ攻撃はかわし続けられない。)」
冷助は銃を構え直した。
標準は悪霊の足元を狙う。
「(右足、左足、右、左……このタイミングか。この足取りさえ少しでも邪魔出来れば、大きな隙が出来るはず……)」
タイミングを合わせて引き金を引く。まるでリズムゲームだ。
「上等だ、リズムゲームは得意だぜっ!」
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