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「こっち……はや……く……」
「どこですか!大丈夫ですか!」
少女の声はすぐ近くで聞こえた。
「目印……一番……小さな木……」
小さな木? 俺は周りをよく見渡す。
辺りには木と草しかない。
その中で一番小さな木は………………あった!
俺はその木に急いで近寄る。 しかし木の周りに少女の姿は無い。
あるのは木の後の洞窟だけ。
…………ひょっとして少女はこの中じゃなかろうか。
一応聞いてみる。
「洞窟の中ですかぁ!?」
返事は無い。 これは危ないと思った俺はすぐさま洞窟へ飛び込み、少女の無事を確かめに行った。
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