霊感少女とか…

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いや、少女といえるかも微妙な幼さが目に見える女の子であった。 言うなれば幼女だろうか。 短めの黒髪に純粋そうな瞳。 しかしブカブカの男もののレンジャーコートにハーフパンツという妙な格好をしていた。 コートの袖は切られているので余計に変だ。 足が半透明でないということは普通の生きた人間ってことでいいのだろうか。 「……えっと、大丈夫?」 「んにゅぅ」 その幼女はむくりと起き上がると、冷助をぼーっと見つめては首を傾げた。 「……お化けじゃなかった」 「へ? あ、もしかして霊が……」 一応気配を確実に辿ってきたので近くに悪霊がいることは間違いない。
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