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琴奈は答えた。
「はい。御察しの通り、私はお化けを倒すため、樹の上で攻撃のチャンスを見計らってました」
やっぱり悪霊が目的なのか。
冷助が次に染喰の事を聞こうとした時、
「危ないですっ!」
バサッ
琴奈が冷助を当て身で押し倒した。
2人はとっさに起き上がる。
さっきまで冷助が立っていた位置には大木が倒れていた。
「ごめん、あ、ありがとう琴奈……ちゃん」
「あれです! あれが目的のお化けです!」
冷助の礼の遮って琴奈が指指し霊の存在を訴えた。
「あれが……悪霊だと……」
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