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しかし運の悪いことにカマキリは俺に感付いた。
こっちに体を向けると、高く飛びあがった。
飛び立った地点に枝や葉がボロボロ落ちる。
その情景を確認した時には既にカマキリが俺へ向かって落ちてきていた。
「まずい!」
銃を頭上に構え直したが時既に遅し。
カマキリの鎌は俺の頭めがけ……
ズバシッ!
その鎌は俺の頭上ぎりぎりで翻した。
「ふぅ。間に合いました」
「琴奈!」
琴奈はカマキリ着地地点、時間を先読みし、腹部にアッパーをぶちこんでいた。
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