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忌属は染喰が造り出した物では無いとはいえ、その存在を知るのは創造者と染喰の機関員のみと聞いた。
しかし創造者はどっかの研究所で籠りきりらしいし、機関員がこんな所にいるはずが無い。
考え込んでいた隙に悪霊は洞窟の出口へ向かって歩いていた。
「ちょ……ちょっと!」
「真の名を名乗ったこたぁねーが」
歩きながら答える悪霊。
「そーだなぁ。お前を蹴り飛ばしたってことで、今回は蹴飛(シュウヒ)とでも名乗っとくわ~」
言って蹴飛はさっさと洞窟を後にした。
完全に舐められてる気がした。
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