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「まあまあ、とりあえず助けてくれてありがと♪
私は夕紀(ユキ)!善霊だから安心してね~」
混乱して何がなんだかわからない。
つまりこの子は夕紀って名前なんだ。うん。
ゼンリョーって何だ?
ぜんりょう?
善霊……
善霊…………
「善霊って……幽霊…………幽霊なの?幽霊なんですか!?」
「え、今更気付いた?」
と、ユキは自分の足を指差す…………
て…………あ…………
「あ、あ、あ、足が、な、い……!? いや!ある!けど!は、は、半透……明!?」
「ちょ、ちょっとぉ?少し落ち着いて。さっきも言ったけど私善霊だよ?君には何もしないから。ね?」
あやすように優しい口調で言うユキ。
これが落ち着いていられるもんか……
なんかいろいろ疲れて座り込む俺。
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