巨大クワガタ…ねぇ

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何故こんな簡単なことに気付かなかったのか。 暑さで勘が鈍ったりしたのだろうか… そんなことより 『まず木の上を伝っているバグの奴をどう下ろす…か』 この密林の木達はどれもかなりの樹齢を繰ってそうである。 『太いから登れないし硬いから私の刀じゃ切り倒せないし…』 『それなら刀じゃない武器を使えばいい』 突然に後ろから声がした。 振り返ると小柄な少年…そう、季が槍斧を持って立っていた。
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