巨大クワガタ…ねぇ

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バグは大きな顎閉じ開きし、威嚇のような動きをした。 『来るぞ!』 季の声で3人がバグを取り囲むような位置を取る。 先手を討ったのはバグだった。 目の前にいた弥己に向かって顎を大きく開き、 勢い良く挟みかかる。 それを弥己はしなやかにバグ方向に跳んでかわし、そのまま鎌を振り上げた。 しかしバグは後退することでその一撃を簡単に避けた。 『へぇ、デカさに似合わない素早さじゃない。』 『先輩、それは敵に関心してるんですか?』 『無駄口叩いてる暇があるなら敵を叩け!』 バグが後退した位置の先にいた季が槍斧を構え前に出る。
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