巨大クワガタ…ねぇ

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『(足を奪ってしまえば素早さなんて関係無い!)』 季はバグの後ろ足めがけて槍斧を振りかざす。 しかしそれをバグは真上に跳んでかわす。 そしてそのまま黒い羽を広げると、空へと飛んでいってしまった。 『向こうへ飛んでいったわね。密林からは出る気は無いみたい』 バグの影を見届けた弥己が言う。 『追いましょう先輩!』 『言われなくてもそのつもりだ。行くぞ!』 3人はバグの飛んでいった方向に走っていった。
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