巨大クワガタ…ねぇ

10/10
前へ
/89ページ
次へ
『なんとかバグの動きには追い付きましたね…はぁ、はぁ、』 3人の内、目に見えて疲れているのは夕紀だけだった。 『この程度でバテるな。しかしバグの奴…』 『木と木をピョンピョン飛び回ってる感じね。今度はどうやって落とすつもり?』 バグの動きに規則性は無く、木に着いては飛び、着いてはまた飛び、を繰り返している。 『当然また木を切り倒して落とす』 季は当たり前のように言ったが、 『え?それならバグが木に着する瞬間を狙わないと、また直ぐに次の木へ飛んでってしまいます。 でもバグはあちこち気の赴くままに飛んでるみたいですし、木ごと落とすのは難しいんじゃ…』 夕紀が最大の問題点をあげる。
/89ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加