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『なんとかバグの動きには追い付きましたね…はぁ、はぁ、』
3人の内、目に見えて疲れているのは夕紀だけだった。
『この程度でバテるな。しかしバグの奴…』
『木と木をピョンピョン飛び回ってる感じね。今度はどうやって落とすつもり?』
バグの動きに規則性は無く、木に着いては飛び、着いてはまた飛び、を繰り返している。
『当然また木を切り倒して落とす』
季は当たり前のように言ったが、
『え?それならバグが木に着する瞬間を狙わないと、また直ぐに次の木へ飛んでってしまいます。
でもバグはあちこち気の赴くままに飛んでるみたいですし、木ごと落とすのは難しいんじゃ…』
夕紀が最大の問題点をあげる。
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