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鳥たちのさえずりが目覚まし代わりとなり、チータを優しく起こした
欠伸をこぼし、軽く体を伸ばすチータはカーテンが開いていることに気付いた。
「マ…ッ!」
日の光が反射して見えなかったのだが、ガラスはもちろんまだマイとの間に立ちはだかっている
チータは想いっきりガラスとぶつかった
「…たぁ」
涙目になるチータを笑う声がした
顔をあげれば仲間たちがふわふわと浮いている
「チータはばかだなぁ」
「人間なんてよわっちぃのに」
ふん、と顔をそらしたチータが面白くないのか、仲間たちはチータの周りに降りてくる
「お前、ここにいる人間が好きなのか?」
「驚かしてやろうぜ」
悪戯好きの仲間たちはガラスを叩いて大きな音を出そうとした
「やめろっ!」
チータは体を盾にしてガラスを守る
仲間たちの拳がチータの頭に落ちた
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