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ある日のことだった
薄桃色の花に乗って空を駆けるチータの耳に小さな音が聞こえてきた
チータはきいたことのないそれに惹かれるようにして飛んでいった
そこには洋館があった
はじめて洋館をみたチータは不思議そうに洋館の周りを飛んだ
ふわふわと、と目の前を飛んでいくものがあった
チータははじめて見るそれに手をのばした
パチンッ!
チータが触れたと同時にそれははじけた
チータは驚いて乗っていた花から落ち、洋館のベランダへと落ちた
「きゃっ」
小さな悲鳴が聞こえた
頭を打ったチータはふらふらとする頭を抑えて顔をあげた
白い、へんてこな洋服を着た見たこともない生き物がそこにいて、目を丸くしてチータを見ていた
「だれだ?」
チータはそうたずねた
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