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確かに俺の祖父はこの学園の理事長だった。
母はこの学園の卒業生。
だが、ただそれだけの理由で両親が俺をこの学園に入れるだろうか?
何故に性別の域を越えてこの学園に入れる必要があるのだろうか?
そこで俺は、ある一つの答えにたどり着く。
それは、「俺はこの学園で何かしなければいけないのか?」というもの。
しかし両親は何も言ってくれなかった。
---…答えは自分で見つけろってか…?
---…おもしろい。見つけてやろうじゃないか……アンタらが隠した「答え」ってやつを…。
そう思っていると、またも玉青が口を開く。
「あ…そういえば司君。この後お時間いただけませんか…?」
「え…?まぁ…空いてるけど……?」
「そうですか…。では…」
そう言って玉青は巻き尺を少し出しながら、ニヤけはじめる。
「………え?」
「ふふふ……♪」
そして玉青と司の距離は縮まっていき………
「あぁぁああ~~~!!!!」
その後、保健室から盛大な悲鳴が聞こえたのは…また別の話…。
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