-第2章/[キスとその後]-

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-購買- 「えっと…夏用と冬用の制服が一式で……」 ---今俺は、購買のような場所で、店員のような人から制服注文の説明を受けている。 何故に制服を注文しているかというと、俺が着ていた制服はぶかぶかで着れなかったからである。 ---…クソ親父め。 「えーと……お名前は…桜井 司、と。はい。で…サイズは…」 「このメモの通りのサイズでお願いします…」 そう言って店員にメモ帳を見せる玉青。 そしてそのメモを見た店員は、小さく頷くと微笑んで返した。 「はい、かしこまりました」 「……???」 説明を聞いてたが、よくわからなかったために少し忘れてしまった。 まぁ…サイズを覚えても仕方ないか。 そして店員が軽く会釈をすれば、俺達は購買を後にした。 -廊下- 所変わって、俺達は今学園の廊下を歩いている。 何故?学園案内だからだろ? まぁ……腕に玉青がくっついてるから…半デート気分の学園案内…だがな////💦 そんな事を思いながら窓の外を見れば、保健室からも見えた御聖堂があった。 「ここからでも見えるんだな…御聖堂」 「えぇ…。御聖堂は「アストラエアの丘」のシンボルですから……」 「へぇ……」 御聖堂を見ながら玉青の説明に耳を傾ける。 「ですが…今何よりも気になるのは司くんです♪」 「ばッ…///!う、うっさい////」 玉青のセリフに頬が赤くなる。 それもそうだ。 誰だって目の前で「気になる」なんて言われたら赤くなってしまうものだ。
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