血染め唄
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真夏の満月の夜。 一人の少年が、都市伝説について書かれたインターネットの掲示板を見ていた。 「夏だから怪談話でもと思ったけど……どれもこれも聞いた事のある話ばっかだな」 そう言ってページを最後までスクロールさせた少年の目が、一つの書き込みに止まった。 《187:名無し 21:33 おまえら、血染め唄って知ってるか?》
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