第1章 お金と剣術

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私たちのような「ただの女子高生」が、大会に望んで出るような野蛮な人達に勝つには、それなりに作戦が必要になる!…と思う。 だが、出場が決まってから、かれこれ1週間が経つが、全然良い作戦が浮かばない。 「ごめん、ごめん。いや、さすがメイちゃんだと思ってさ~♪」 「…?」 メイは、なんで笑われたのか分かってないみたい。 ホント、どうしよ~。 「いっそのこと、作戦無しで戦ってみたら?」 マムさんが、私たちに「死ね」と言った。 「いや、無理ですよ!作戦も無しに戦ったら、ソッコーでフルボッコされちゃいますよ!」 「そうですよ!作戦も無しで戦ったら、敵の女にお姉ちゃんが身動き出来ないようにされて、凌辱されちゃいますよ!」 パコォーン! 「されるかぁー!」 「痛ぁ~」 「あっははははははは!」 「だから笑わないでください!」
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