第1章 お金と剣術

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「嫌いじゃないよ」 私はメイの頬を両手で包み、顔を上げさせた。 「…あ」 「ほら…」 私は、涙で濡れたメイの顔をそっとハンカチで拭いた。 「ウザいなんて思ってないし、嫌いなんて全然思ってないよ」 「お姉ちゃん…」 「私は、元気で可愛いメイが大好きだよ♪」 「お、お姉ちゃん///」 言っとくけど、もちろん「妹として」の意味よ? ………って伝えた方がいいかな。 「いっと「お姉ちゃん!」」 伝える前に、メイが抱き着いてきた。 「ちょっとメイ!」 「嬉しい///…お姉ちゃん♪」 「…もぅ」 …まったく。 でも、まっ、いいかな。 これはこれで姉妹っぽいし♪
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