46人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし、次の瞬間大きな拍手が沸き起こった。ウケたようだ。
「げ、元気があってよろしい。」
小野先生は圧倒されたようだった。
「では、天見さんは上之宮の隣のあそこの席に座るように。上之宮は学級委員長だから、分からない事があれば彼女に聞きなさい。」
「はい。」
「上之宮も色々教えてあげなさい。」
「しょうがないわね。いいわよ。」
上之宮と呼ばれた女生徒は、上からの目線のような口調で答えた。
「それから、天見さんは今までイギリスで暮らして来て、日本に来て間もないので、日本の事等分からない事も多々あるだろうから、みんなも教えてあげるように。」
先生の一言で教室内がざわついた。
「すごーい!」という声があちらこちらでかすかに聞こえた。
最初のコメントを投稿しよう!