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食べ終わる頃に父さんが僕に尋ねてきました。
「村の外に出るのは何年振りだ?」と。
うーん…あれ?
うん、全然思い出せないね☆
なんかすごく長い間村から出てなかった気はするんですけどね。
まぁとりあえず適当に答えとこう。
「…100年振りぐらい、かな?」
あ、僕外見17、8歳だけど、今年で185歳になります。
「そうか…もうそんなに時が経ったか…それならまぁ大丈夫だと思うが…あんまり騒ぎを起こすんじゃないぞ?お前が暴れると死人が出すぎるからな。」
自分の息子より他人の心配しちゃったよこの人
まぁ確かに間違いではないんですけどね。
そう言われることはわかっていたので僕は腰に提げた短剣の柄に目を向けながら、
父さんにこう言います。
「うん。普段はこいつを使うよ。」と。
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