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「、土方さん!ちょ、離してくだせェ!」
「…」
「土方さっ…、ッ」
ぎゃあぎゃあ騒いでる総悟を路地裏に連れて行きその煩い唇を自分のそれで塞いだ。
「んんっ…んっ…は」
一度離して再び口づける。
逃げる舌を優しく絡みとり息も出来ないくらいしつこく総悟の口内を犯しつづけているとやはり苦しくなったみたいで胸をドンドンと叩かれた。
しょうがなく、最後に舌を吸い上げると名残惜しそうに銀の糸が伝って切れた。
「な、にっ…するんでィ!くそ土方っ」
ぎろりと睨まれたが、頬を赤く染め苦しそうに肩で呼吸しながら、加えて身長差で必然的に上目遣いでされても迫力は全くない。
「だいたい、切開旦那と話してたってのにいきなり腕引っ張って無理やりこんな路地裏に連れてくるなんて最悪でさ!アンタが嫉妬すんのは勝手ですがね、こっちにまで八つ当たりしてこねえでください。俺が誰とパフェ食いに行こうがアンタには関係ねえでしょう。それに、」
と、そこまで言って総悟はしまった、とでも言うように口を閉じて顔を逸らした。
「あ、土方さん…?」
「へえ…関係ねぇんだ…?」
嫉妬するほど君が好きなんだ
(やっ、め…っぁ…)
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