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クスクスと笑う総悟に見ると間を置いてここに来た理由を聞き出す。
「…で?」
「は?何、」
しらばっくれようとする総悟の細く折れそうな手首を掴み押し倒した。
「!」
「わざわざ教えにきてくれたってこたァ、プレゼントでもあるんだろ?」
ニヤリと笑いながら言うと総悟は頬をまさにボッと赤くして横を向いた。
「…どうなんだよ」
言いながら手首から手を離して着物をゆるく開いて露わになった目の前の白い首筋をぺろりと舐める。
「んん…っ」
総悟はびくりと震えて俺の方をみた。
「…なぁ、」
「っ、」
「!」
再び、先程の質問を繰り返そうとしたときいきなり総悟が首に手をまわしてきてキスしてきた。
こいつからのなんて貴重だなーとか思っていると耳元で総悟が囁いた。引きずり込まれるような甘美な声で。
「…プレゼントは土方さんの欲しいもの全部あげやすよ」
言うと同時におさえつけるように口付けた。
長い口付けから解放すると総悟は普段はみられない天使のような笑顔でこちらをみた。
「誕生日おめでとうございやす」
とびきり甘い、
(ばかっぷる!)
Happy Birthday!!
To. Hijikata
09.05.05
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