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「ほら、早く言いなせェよ。それとも俺のこと愛してねぇんですかぃ」
グイッと総悟を引き寄せるとそのまま抱き上げる。わっ、と驚いて俺を見上げてくる総悟に口元を歪ませた。
「身体で教えてやるよ」
「、!」
途端に総悟の表情はしまった、というように変わった。だんだんと赤くなっていく顔をみて、俺は満足げに寝室へ向かった。
「バカ土方っ、降ろせィ!」
俺の手から逃れようと暴れる総悟をベッドに放り投げると悪態が飛び散るその煩い唇を塞いだ。
TULIP
(…愛してる、)
寝入っている総悟の枕元に
そっと贈り物を置く。
いつ気付くかと胸を弾ませながら
紫煙を吐いた。
(硝子で出来た紫色のチューリップ)
紫のチューリップ
花言葉→不滅の愛
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