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「…くくっ」
「なっ、何笑ってんでさぁ!」
「だって、お前…煙草に…、」
「っ何でィ」
「…、なんでもねぇよ。…ったく、可愛い奴」
とうとう、背中を向けてしまった総悟を後ろから抱き締めると耳元に優しく囁いた。
「煙草より、こっちの方が断然いいわ」
悪ぃけど、こっちは我慢出来そうにないな。煙草なんか、必要無く思えちまう。
いや、必要無いか。
この嫉妬深くて我が儘な、可愛い恋人さえ居てくれればそれでいい。
恋率方程式
(煙草なんかよりも俺をみて!)
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