第七章~まずいアルね!~

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十分な装備を買い揃え、俺たちは南の城に向かった。 昨日よりは少し風がある。それなりに暖かい風。リリーの髪や草原の草をゆるく揺すっていた。 リ「ねぇ、康介くんの前世ってもしかして…なんとか姫との戦いで変身した変な緑色の?」 越「あぁ、あのキモい緑」 …――ゴホン!――… 越「あ、あの、何だ、なんとか光殺砲出しそうな深緑色の、シャルテ?いや違う…ピッコ」 …――シャルムである!!――… 越「そう、シャルムシャルム!!シャルム王子っていうんだ」 リ「えっ!?シャルムさんって…王子なの!?」 越「確かそうだったよな?」 …――そのとおりだ――… 越「王子だって」 リ「えっ…てことは…ドキドキ」 越「??」 マ「おれも一度は見てみたいぜ」
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