第七章~まずいアルね!~

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リ「うえ~、ぬめぬめして滑りそう」 ジ「どこぞの白うさぎってか。なんだか魚がかわいそうだな」 越「まぁまぁ、爺さんに感謝しようぜ」 魚道(フィッシュロード)をおれたちは歩いている。体重をかけるたびにプッカプカユラユラして不安定だが、なんとなく耐えていた。 ところでこの魚、すごく…大きい。まさかサメか?!だから泳げないのか?! 越「博士!!!」 ああ、ようやっとたどり着いた。 ほんの二日か三日くらい前に見た飛行機の内部。 そして、博士の返事は―――ない。 ジ「やっぱりいなかったか…」 越「やっぱり?」 ジ「普通なら泳いででも出るか大声出して助け求めるだろう。すでに殺されているのなら別だが…」 リ「やめてよ!そんな不気味な話しないでよ!」 リリーがいきなり声を張り上げたのに驚く俺たち。 ジ「…、悪かったなお嬢ちゃん」 そもそも俺が悪い。あんなところで滑って転ばなければ。またも後悔。人生って後悔だらけだな。何でだろうな。 越「…紙が落ちてる」 リ「紙?」 操縦席のドアの前にぽつんと置かれている小さな紙。
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