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宿屋から少し歩くと、【料亭 まさお】と流れるような文字で書いてある木の看板が目についた。
マ「ウチの店だ!」
越「これ、お前が書いたのか?」
マ「おう!下手だが俺の字だぜ」
上手いか下手かはわからないが、上手くみえる。いわゆる楷書じゃないからだろうか。
外観は、それなりに立派で和の雰囲気を醸し出していた。ドアは引き戸だ。
店の裏に着くと、いきなり電気がついた。光が目に入り少し痛い。センサーで感知して自動的につくものらしい。
目の前に階段があった。古い木の階段だが、特に急でもなく意外としっかりしている。
階段の先にドアがあり、マサが開けると
家の中の光がさらに周りを明るくした。
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