第七章~まずいアルね!~

26/68
前へ
/291ページ
次へ
宿屋から少し歩くと、【料亭 まさお】と流れるような文字で書いてある木の看板が目についた。 マ「ウチの店だ!」 越「これ、お前が書いたのか?」 マ「おう!下手だが俺の字だぜ」 上手いか下手かはわからないが、上手くみえる。いわゆる楷書じゃないからだろうか。 外観は、それなりに立派で和の雰囲気を醸し出していた。ドアは引き戸だ。 店の裏に着くと、いきなり電気がついた。光が目に入り少し痛い。センサーで感知して自動的につくものらしい。 目の前に階段があった。古い木の階段だが、特に急でもなく意外としっかりしている。 階段の先にドアがあり、マサが開けると 家の中の光がさらに周りを明るくした。
/291ページ

最初のコメントを投稿しよう!

82人が本棚に入れています
本棚に追加