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味つけ海苔でご飯を巻いてると、玄関が騒がしい。
「いてッ!」という声も聞こえた。
皆、玄関へ目をやると、脛を押さえたマサが居間に入ってきた。なんだが慌てているようだ。
越「ど、どうしたんだ!?」
マ「てへえんだ!とうとうオオグイ大王が戻ってきたらしいぜ!あんたたちを探してるってウワサだ」
越「な、なんだとっ!?」
ジ「オオグイ大王って誰だ?どっかで聞いたような…」
越「そういや、捕まってたじいさんがオオグイ大王が~…とか言ってたな」
マ「南にある城にいる、食いしん坊な大王だ。ここ1年くらいは不在だったんだが…」
ジ「なるほど…」
マ「おれが調べたところによると、オオグイ大王の城のどこかから南の方へ行けるらしいぜ!」
南…?
そういえば、パスカル博士の暗号に
『テラの湖の南にあるかいき城に運ばれる』
と書いてあったな…!
越「オオグイ大王の城って、もしやかいき城か?」
マ「かいき城はまた南にあるんだ。南へ行けば砂漠が少しとサイエンもある」
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