第七章~まずいアルね!~

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味つけ海苔でご飯を巻いてると、玄関が騒がしい。 「いてッ!」という声も聞こえた。 皆、玄関へ目をやると、脛を押さえたマサが居間に入ってきた。なんだが慌てているようだ。 越「ど、どうしたんだ!?」 マ「てへえんだ!とうとうオオグイ大王が戻ってきたらしいぜ!あんたたちを探してるってウワサだ」 越「な、なんだとっ!?」 ジ「オオグイ大王って誰だ?どっかで聞いたような…」 越「そういや、捕まってたじいさんがオオグイ大王が~…とか言ってたな」 マ「南にある城にいる、食いしん坊な大王だ。ここ1年くらいは不在だったんだが…」 ジ「なるほど…」 マ「おれが調べたところによると、オオグイ大王の城のどこかから南の方へ行けるらしいぜ!」 南…? そういえば、パスカル博士の暗号に 『テラの湖の南にあるかいき城に運ばれる』 と書いてあったな…! 越「オオグイ大王の城って、もしやかいき城か?」 マ「かいき城はまた南にあるんだ。南へ行けば砂漠が少しとサイエンもある」
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