●AM6:30●

2/5
741人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
ピーチチチチ…… ある日曜日の朝の風景。 空はどこまでも綺麗な青。スズメが鳴いて、太陽が顔を出す。 どーも!この家の支配者、竜也です。 俺は一番に起きて、朝食のしたくをする。本来なら雄一がやるはずなんだけど、今日は…てゆーか日曜日は俺が担当。 U「あーねみぃ…。   あ、原稿の締め切り今日じゃん。」 やべー…、と呟いていると、足をくいっと引っ張られる感覚が。 U「んぇ?…あ、かずちゃん。おはよー」 K「たちゃんおはよー!」 俺の次に起きて来たのは、末っ子のかずちゃん。まだ5歳なのに、いつも早起きで偉いなぁ! 他のバカ達はまだ当分起きないっつーのに。 U「いつもかずちゃん偉いねぇ。   みんなより早くおはようしたねぇ」 K「えへ、たちゃんにおはようしたいからだよっ!」 U「うへへ、そっか!」 うちの末っ子は絶対どの子より可愛い!マジで。 家族みんな可愛い可愛いってデレデレだからな。(まぁ一人危ない奴いるけど) U「あ、かずちゃん。」 K「んぅ?」 U「まだ寝てるバカなお兄ちゃん達を   起こしてきてくれる?」 K「ん!わかったぁ!」 元気よくリビングを飛び出るかずちゃん。 途中で、『んにゃぁぁぁ!』って声したけど…大丈夫だったかな。  
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!