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俺もだんだん楽観的になり、時間が経てば戻るだろうと気楽に考えるようになった。
事実、俺はこの数時間後に元の世界に帰ることになる。あの変な学校も終わり、ノート君の豪邸に戻って一息ついていた時だった。俺は強烈な睡魔に襲われ、意識が遠退いていく。
そういえば昨日もこんな事があったわ。今思えば、あれがこっちの世界に飛ばされる前兆だったのかもしれない。
再び目覚めた頃には自分の部屋のベッドにいた。
昨日起こった奇妙な出来事は、全て長い夢なんだと思ったのも束の間。俺は目覚めてすぐに、あれは夢なんかじゃなかったことに気付かされる。
「うわぁマジかよ… 最悪だ…‥ 」
俺の部屋はノートによってめちゃくちゃに破壊されていたのだった――
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