圭太の異世界奮闘記！

２

　俺の長い一日は、部屋の掃除から始まった。

　元々散らかっていた部屋がさらに酷いことになっている。壁にいくつか穴が開いていて、木片が辺りに散らばっている。本棚は黒こげになっていて、ほとんど本が炭と化していた。床には水たまりができている。

「最悪だ… どうすりゃいいんだよ…‥ 」

これはどう考えてもノートの仕業としか思えなかった。魔法なら外で使えばいいのに。

　掃除の途中で、一枚の手紙を発見した。俺は気になって、その手紙を読んでみた。