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洗面所の鏡に映る姿を呆然と眺める俺。肩の辺りまで伸びた金髪に整った顔立ち。なかなかのイケメンだ。
え? 何故人事なのかって?
全くの別人なんですよ。鏡に映ってる俺が…
俺はまだ寝ぼけているみたいだ。顔を洗ってもう一度鏡を見るが、
「誰だこいつ… 」
やっぱり俺の顔じゃなかった。おかしいのは俺じゃない、その鏡がおかしいんだ、と自分に言い聞かせ、とりあえず鏡を粉々に破壊しておいた。
さっきの事は忘れよう。外でミラとやらが待っている。俺は急いで玄関へと向かった。どこにあるかは知らないけど。
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