財布

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ふと 「ねぇ・・・」と彼が話しかけてきた。 「何?」と答える。 彼は小箱を取り出し 「実は君に渡したいものがあるんだ・・・」と言った。 私は黙って頷いた。 彼は「つまらないものだけど・・・お揃いの物、欲しいって言ってたから・・・」といった。 私はあのときの事、覚えていたんだ・・・と思った。 彼は「君に使って欲しいんだ。」と言った。 私は彼と一緒ならなにが起きても構わないと思った。 そして 「ありがとう・・・」とお礼を言った。 これからも・・・よろしくね。 私は、彼がどんな財布を使おうが一緒にいられるならそれでいい!と思い 「何だろう?」と言い小箱を開けた・・・・・・ end
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