==第一章==
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じっと凝視されると、相手が女だろうが男だろうが、気になってしかたがない。もちろん、この時も例外ではなかった。 「およ、 あなた男なのれすか?」 また、 それか・・・・・・ 歳を幾つ重ねても、俺はこれを言われ続けるようだ。既に俺も15なのだから、二次成長が始まっても可笑しくないのだが未だに訪れていない。 「男で何が悪い! あー男ですとも」 半ば投げやりに答えた。
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