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この道のりをこれから毎日の通うとなると、気が思いやられてくる。
俺の家のような貧乏な家庭にとって、それは夢のまた夢だろう。それ以前にこの学園に入学できただけでも信じられない事なのだ。
ここに所属する学生達は一般的に上流階級のお嬢様、お坊ちゃまばかりである。また悪くても中流階級でも上の方で役所などに勤めていたりする。
「うわー、広いのれすよ。大きいのれすよ。レンガ造りなのれすよー」
愛流も同じような家柄の出なのか、学園の大きさと豪華さに驚いているようだ。
これから、俺のこの学園での生活が始まるが、一体どんな運命が待ち受けているのだろうか────
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