。・1。゚

11/25
前へ
/45ページ
次へ
…時間がだんだん過ぎていく… それでも、音羽は待っていた。 ずっと ずっと あの男の子を… そして、気がつけばもう夕方になっていた。 「もう、いかなきゃ」 音羽はお菓子をここにつんだ草花と一緒にベンチに置いた。 そして、そこに背を向け、しょんぼりしながら家に帰ろうと足を運んだ。 誰もいないベンチに風がふき、音羽が置いたタンポポはゆるやかに下に落ちた。 、
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加