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「疾風、頼んだよ。」
「おう。」
こうして音羽は疾風に家まで送ってもらうことになった。
疾風は背が高く、整った顔立ちをしていた。
髪が黒で長髪なのが音羽は印象に残った。
そして音羽はいろんな質問をした。
どうやら疾風は中2で誕生日は5月1日、血液型はO型というぐあいに。
「ねぇ、なんで男なのに髪が長いの?」
「…親父が髪切らせてくれないんだ。なぜだか知らないけどな。
おかしいか長いのは、」
「おかしい…
けど 似合ってる」
「それはどうも。」
そんな調子で会話をしていたらもう音羽の家に着いてしまった。
「鍵開けるから待っててね。」
「おう。」
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