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「祐一さん、私が見えていないのですか。私は、貴方の彼女ではなかったのですか」
その刹那、青年の拳は小刻みに震え、目が鋭く光った。
女を睨みつけようと振り返る。
「ふざけるな。アイツはとうn…」
「祐一さん、どうしたのですか」
結論から言えば、彼女は
確かに彼女であった。
だが、人にあるべきでないものが
あった。
無数の光が彼女を包んでいた。
その姿はまるで
――天使である。
祐一、と呼ばれた青年は
目を点にしている。
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