たらこスパゲティー

5/9
前へ
/10ページ
次へ
「祐一さん、私が見えていないのですか。私は、貴方の彼女ではなかったのですか」 その刹那、青年の拳は小刻みに震え、目が鋭く光った。 女を睨みつけようと振り返る。 「ふざけるな。アイツはとうn…」 「祐一さん、どうしたのですか」 結論から言えば、彼女は 確かに彼女であった。 だが、人にあるべきでないものが あった。 無数の光が彼女を包んでいた。 その姿はまるで ――天使である。 祐一、と呼ばれた青年は 目を点にしている。
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加