第1章

2/3
前へ
/3ページ
次へ
      「貴方の翼は何色ですか?」      どこからだろうか、とても優しい気分になる女の子の声が聞こえてくる。       「貴方の翼は何色ですか? 貴方に羽はありますか?」       だんだんと、その優しい声はこちらに近づいてくる。 距離は分からない、しかし確実に近づいてくる。       「喜びさない、そして祈りなさい。  貴方は翼を持つ者に選ばれたのです」       なんだろう…… 翼を持つ者?  天使か? いや、女神か? 声はどんどん近づいてくる。       「貴方は翼は何色ですか?」
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加