第1章

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思えばその日は、朝から何かが変だった。   ヒビが入っていたはずのワイングラス 吸いかけのタバコ 洗い途中の食器などなど、僕の目の前で、修復・完了されたのだ。   そんなの嘘だ と笑ってくれてもいい。 僕が言える事は、見たという「事実」だけなのだから。 実際友達に言ったら、笑いながら 「幻覚でも見たんじゃね?」 なんて言われた。
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