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午前7時15分
チュンチュンと鳥の囀(さえず)りが住宅街に響き渡り、太陽が真上に向かって登り始めているこの時間。
「はふぅ~お兄ちゃんの匂いと温もり~///」
俺はこの甘い声と吐息で健やかなる朝の目覚めを迎える。
「ん~おはよう琴葉(ことは)とりあえず降りろ」
俺は少しあくびをした後、俺の上で柔らかい柔肌を俺の体に十分過ぎるくらいに当てながら転がっているのが俺の妹であり三姉妹の長女で……
「そんな乱暴に掴んじゃらめぇ///」
万年発情期中である琴葉の首元を無理やり掴んで引き離した。
猫みたいだな……と俺は少なからず思ってしまった。
まったく朝からテンション高いなぁ、そろそろ大人になって欲しいと毎日切実に俺は願うよ、うん。
神様どうかお願いします、せめてエロくない妹になってほしいです。
俺は一人、窓の外の青空を見ながら、届かないとわかりつつ神様に願った。
涙に太陽が反射して目が痛いや
あっ、備考だけど琴葉は生活がにじみ出ているのか頭髪はピンク色でふんわりウェーブしているのだ!
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