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それから数分後、俺の部屋から制服に着替え、何やら上機嫌な琴葉が大きな音を立てて出てきた。
「ババーン!どう!?和にぃどう!?」
勢いよく部屋から出てきたと思ったら、俺の目の前で学校の制服を着た琴葉がクルクルと回り始めた。
更に琴葉はキラキラした何やら期待した目で俺を見つめている、これは褒めてくださいオーラだな。
「おーなかなか似合ってるよ」
「んふふ♪ありがとうお兄ちゃん♪」
琴葉は褒められた事が嬉しいのか、顔を赤らめ階段を下りて行った。
流石は俺、伊達に何年も妹達の兄をやっていないぜ!
これがッッッッッ!兄補正ッッッッッ!
「さて朝食でも食べますかな……」
俺は走りさっていく琴葉を追うように階段を降りていった。
一階からは香ばしい玉子焼きの香りが漂って来ていた。
すげー腹減ってきた。
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