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ギギっと重い音を立てながら金庫の扉が開く。
中を覗くと一人では持ち切れないほどの大金が積まれていた。
「おーおーよくこんなにため込んだな。手下とかの給料けっちってそうな顔だったもんな。」勝手なことをどんどん言う。
「まぁそんなに多く手に入れなくてもいいと書いてあったからな。」その中から適当に2~3束つかみジャケットの内側に入れた瞬間かん高い警報が鳴り響く。
「!?なっ警報らしきものなんて無かったぞ!?」あたりを見回しても警報装置なんて無い。
ふと、暗い金庫の中に目をみはると、小さな赤いランプが灯っている。
「あれか・・・・。くっそ・・・早く脱出しないと・・・。」
下から無数の足音が聞こえてくる。
「だから、こういう手の任務は苦手なんだ・・・まぁ怪盗がそんなこと言ってられ無いか・・・。」
部屋を飛び出すと、同時に数人の男が階段を上ってきた。
「っち・・・早いな。」躊躇なく右のガンホルダーからセミオートを取り出し連射する。
撃った弾はすべて敵の足を貫き先頭の何人かが崩れ落ちて行く。
後ろの手下たちが急な出来事にざわめく。
その瞬間をつき窓ガラスを突き破り外へ飛び出す。
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