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ジャスの部下の後から客が付いてくる。
「あ!!!」ブレインが勢いよく立ちあがる。
横でジャスが「おぉっ。」と小さくビビる。
「お前あの時の!!女っ!」その声は少し怒りが混ざっているようだ。
そう、入ってきたのは昨晩ブレインとぶつかったブロンドの女だった。
「何?あんた誰よ?私あんたなんて知らないわっ。」腕を組んで髪を後ろに払いながら答える。
「はぁ!?お前、覚えてないのか?・・・・とにかく俺は嫌だ。この女だったら尚更だ!!!」ジャスの方を振り返り吠える。
「あのなぁ・・何があったか知らんがとにかく、これは仕事だ。割り切れ。」手帳をポンポンと指ではじきながら言い聞かせる。
「ちょっとあんた。」振り返ると思ったより近くに女がいて驚く。
「なっなんだよ・・・。」嫌そうな顔は表したまま尋ねる。
「何男のくせになになよなよ言ってんのよ?気持ち悪い。」前と同じ台詞を言われる。
「・・・・・。おいお前昨日俺と会ったよなぁ?覚えてないとかお前の脳みそはポンコツか?」静かだが確実に怒りが混じった声でたずねる。
「はぁ?昨日会った男の顔なんていちいち覚えてないわよ。」うざいと言わんばかりに手を後ろに払って見せる。
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